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自分を誉めて1年を締める☆   

9日に“応援ひろば”で『わたしを讃える会』をさせていただきました。

参加いただいた皆さんそれぞれに
おおいに、今年1年頑張った自分を誉めてあげることが出来て、
皆さんとても晴れ晴れとしたお顔で
会を終えることが出来ました♪

私もこれまでもモチロン
一年間を振り返ることは
なんとなくはしてきましたが
ここまでしっかり意識的に振り返り、
おまけに自分で自分を誉めてあげるということが出来るところまで
感じ直したり、深めたり向き合ったりしたことは
無かったかもしれません。

せいぜい『反省』で止まっていたように思います。

どうしても振り返りというと
なぜか、うまくいかなかったことや
しんどかったことなど、反省しなきゃ…
みたいなことを思い出しがちなような気がします。
(そうではないという方ももちろんおられると思いますが♪)

でも、今回、『反省』を越えて
自分がこの1年体験してきたことを客観的に捉え直して
大きな流れの中の今年として、一体何か起きていたのか?
その出来事から自分は何を学んだのか?
そして、そこから得たギフトは何だったのか?
そういうことをしっかり把握していけたように感じます。

ちなみに、学びやギフトについては
自分の意識だけに頼った振り返りでは
なかなか気付かなかったりして掴みきれないかもしれません。
そこでは無意識の情報をUPしてくれるカードの助けを借りました。

参加くださった皆さんも、
この1年間のギフトに気付くために引いたカードによって
思っていたことを越えるギフトに
気付かれた方も多かったようです。

私も自分で引いたカードを見て最初は
『どういうことだろう…』
と、わからなかったのですが、
しばらくして、
『ああ、そうか!この1年間に起きた
印象的な出来事は、それぞれバラバラなことに
見えていたけど、繋がったテーマ、ギフトを
もたらしてくれていたんだ!』
と、クリアになりました。

そんな風にそれぞれ振り返ってもらって
ギフトにも気付いてもらって
最後には『自分を誉める気持ちで選ぶ漢字1文字』
を選んでもらいました。

漢字を選んでいく過程でも
また更に心や頭の中の整理が進んでいくように
感じました。

今回は、ちょっとアソビゴコロも…という思いで
決めてもらった漢字をクッキーに
チョコペンで書いてもらって
この1年のギフトがつまった漢字を
来年に向けての栄養になることをイメージして
食べてもらって終了とあいなりました☆

どこにでも売っているクッキーとチョコペンだったのですが
特別に美味しく感じました。

これまで、こんな風にちゃんと
今年の自分を振り返り、
要らないものはスッキリ捨てて
(最初に捨ててもらうワークもさせていただきました)
ギフトをしっかり自分の中におさめる
という作業をしてみて
思っていたよりもアタマもココロもスッキリして気持ちいい感じです。
そして、なんだか深いところからチカラも湧いてきて、
自然と来年に取り組みたいテーマも浮かんできました。

そして、数日後にそのテーマへのモチベーションが
上がるような出来事がシンクロのように起こってきたりもして、
無意識の層にもちゃんと効いているんだな…と実感しました。

そろそろ1年を振り返る時期に入ってくると思いますが、
どうぞ『反省』で止めずに
その反省したくなることがあったからこそ
気付けたこと、受け取れたものにも意識を及ばせてみてください。

そしてそれに気付けた自分、受け取れた自分に気付いて
存分に誉めてあげてください。

誰だって、誉められると嬉しいですよね?(きっと。笑)

ちゃんと誉めてあげて終われたら、
きっと来年はうんと元気にスタート出来るような気がします☆

もしも、カードを使ってご自分で気付きにくい
今年1年のギフトをみてみたい方、
今年1年の誉めポイントを見つけるのが難しいと感じる方、
しっかりアタマとココロを整理整頓して一年の締めをしたい方、
気軽にお声をかけてください。

スッキリ気持いい、そして来年イキイキとスタートできるような
1年の締めをお手伝いさせていただきます!

なお、年末年始のセッションの予定ですが、
年末は29日(日)まで、年始は4日(土)からと
させていただきます。

毎年恒例の
『1年の流れをみる9枚のカード』
来年もさせていただきます♪
1年間の道しるべのように使っていただけたらと思います☆

# by kco1111 | 2013-12-12 20:52

ワークショップのお知らせ☆   

今日は、ワークショップのお知らせです♪

10年ほど前からずっとお世話になっている
師匠方がされているスクールで、ちょこちょこと
お手伝いなどをさせてもらっています。

今、お手伝いさせていただいているのが
月イチで開催されている
『わたし応援ひろば』という会です。

自分自身と仲良くなってもらったり、
自分自身をより知ってもらって
毎日をイキイキ過ごしていただけるようになる…
そのきっかけやお手伝いの場を!
と、開催されている会です☆

スタッフが順番にファシリテーターをさせてもらっているのですが
12月はわたくしが担当させていただきます。


今回のお知らせのコピーをここにも掲載させてもらいます。

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『今年のわたしを讃える会』
…(わたしを讃える)今年の漢字は?…

2013年もあと少しでお終いです。
皆さんにとって、この一年はどんな年だったでしょうか?

今回の応援ひろばでは、カードやワークを楽しんでもらいながら
今年1年の自分の頑張りや楽しかったこと、嬉しかったことに
もう一度光を当てて『わたしの今年の漢字』を決めていってもらいます。
そこからパワーとギフトをしっかり受け取ってもらえたらと思っています。

ご自分では気付いていないギフトにも気付いていただけるかもしれません♪

一緒に気持ち良く1年を締めくくりましょう☆

日時 12月9日(月)10時半〜13時
場所 鍼灸院すばるα 京阪丸太町駅から徒歩5分
参加費 500円+材料費100円

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このコピーには楽しかったこと、嬉しかったことに光を当てて…
と、ありますが、今年はなんだかパっとしなかったな、辛いことの方が
多かったな…という方でももちろん大歓迎です!

心の中のいらなくなったものを断捨離するようなワークもしますので、
スッキリしてもらえると思います。

今年の自分に向き合って、心の中のいらなくなったものは捨てて、
栄養として吸収できるものはしっかり吸収して
今年の〆と来年のスタートを気持ちよくしていただければと思っています☆

お気持ちと、物理的なタイミングの合われる方、
お待ちしています!

参加ご希望の方はこちらににメールくださいませ。
kco@h9.dion.ne.jp

# by kco1111 | 2013-12-04 20:39

誕生日。   

11月11日、誕生日という節目に何か書かせてもらおう!
と思っていたのに、
気付けば、もう数日過ぎていました。。。

今年の誕生日はセッションでも使わせてもらっている“数秘術”的に言うと、
大きな節目で、9年間続いた“自立”というテーマを終えたのでした。

振り返ってみると、このテーマ“自立”の9年間の間に
会社勤めから、自営の道に変更し(おかげさまで安定したペースが生まれ)
結婚をし、子供を産み、子育てが始まり、子供の幼児期が無事過ぎ、
母親が危篤になったり(おかげさまで元気になりました)…
そのようなことがありました。

こんな風に書いてしまうと、難無くスムーズに過ぎた9年間にも見えますが、
特に前半はなかなか波瀾万丈で、
この先どうなるのか…というようなことの連続でした。

で、この9年間のテーマであった“自立”はクリア出来たのか?
もしくは、クリアまでいかなくても
どんな学びや体験があったのか?

“自立”クリアで来たかどうかは解りませんが、
でも、今回の誕生日には象徴的な出来事がありました。

ここでは詳しくは書きませんが
(書ききれない!苦笑)
私は子供の頃から父親との関係が特に悪く、
表向きには思春期にも反抗期もあまり無く、
その後も円満な親子関係という状態を
かなり頑張って築いてましたが、
それにも耐えきれなくなり家を出たくらい
結構辛い親子関係でした。

ですので、
23歳、実家を出て一人暮らしを初めてから以降、
親族の不幸、母親のICU入りの連絡など
緊急連絡以外の電話は一切かかってきたことがありませんでした。

結婚式で読む両親への手紙の下書きを
セッションの師匠に読んでもらったところ

“タケちゃん、これ、お父さんへの感謝の手紙じゃなくて
怒りの手紙だよ〜。ちょっと書き直した方がいいよ。”

と、言われるくらい、7年前にはまだ父親への
気持ちは整理し切れていないようなそんな状態でした。

自分では感謝の言葉を書いていたつもりだったのですが、
どうも端々から怒りが滲み出ていたようです。(苦笑)

そんな父との関係は、その後、
根本解決、関係修復に勇み足すぎた私からのアプローチに退かれて
逆に関係が悪化する場面もはさみながらも、
孫が出来たり、母が何度か入院したりする中で
だんだんと本格的な雪解けを迎え、
そして、父と娘という立ち位置だけではなく
一人の人と一人の人という関係も育ってきていました。

そして、最近は父親が私に
相談ごとを持ちかけることも出てきました。
(世のこの位の年齢の娘相手には普通のことかも
しれませんが。)

そんな父親から、今年の誕生日の夜
電話がかかってきました。

私としては、孫への電話ならもっと早い時間だろうし、
緊急連絡以外の電話はかかってこないと思っているので
本当にドキッとして電話に出ました。

『もしもし!?どうした!?何かあった!?』

『え?ああ、今日、誕生日やろ?おめでとう。
そんだけや。』

緊急連絡よりもビックリしました。(笑)

初めて父親から私に個人的に電話がかかってきたのでした。
それも、誕生日のお祝いのメッセージを伝えるためだけに。

私はシンプルに嬉しい以上に
父親と、ここまでの関係にまで
修復して?育って?きたことに
なんとも言えない感慨深さを感じました。
(そして、お互いに元気な間にここまでこさせてもらえた流れに
感謝の気持が湧きました。)

娘としてではなく、
一人の人として向き合えるようになれてきたから、
こういう関係性の変化を遂げたのであれば
“自立”というテーマも少しはクリア出来たのかもしれないと
そう感じる出来事でした。


あと“自立”について、
今の時点で思うことを少し。

自立とはこうだ!
とまでは語れないけれど、
自立への入り口は解った…んじゃないかな?と思います。

自立への入り口は
自分で自分を好きになること、好きになれること。
(自分で自分を好きになるための入り口については、
また別の機会に書いてみたいです。)

そして、この人生を私はこの自分とずっと一緒にやっていく、
今見えているのがどんな自分でも、
これから先どんな自分が出て来ても、
その自分とケンカしながらでも仲良くやっていく…と
思えること。

なのかな、と。


9年前の私はまだ自分を好きとは言えませんでした。

自分を厄介で可哀想な人だと感じていたように思います。

コンディションが悪くなってくると

“誰か、私(という乗り物)の運転を替わってよ!
こんなに厄介なん、もうイヤ!”

と、そんなことも言っていました。


相手が他者ならば
“別れよう”
って離れることも出来るけれど
自分からはどんなに頑張っても逃げられないから
これから先の人生、どうやってこの自分と一緒に
やっていけばいいのか…
そんな風に思うことも多々ありましたっけ。

でも、今はどのくらい自立がクリアされているかは
解らないけれど、
自分のことが好きだと思えています。

厄介なところもイッパイあるのは解っていますし(笑)
9年前から(それ以前から)
本質的なところは何も変わっていないのも解っていますが、
でもそれもひっくるめて、解った上で(理解出来てきたからこそ)
そんな自分とこれからずっと
仲良くやっていこうと思えています。

自立の入り口には立てたかな。

そんな風に思うことが出来た
節目の誕生日でした☆

ちなみに、次の9年間のテーマは
わたしにとっての自由って?
真の自由って?”
『自由』です。

『自由』というテーマを越えた9年後の自分が
どんな景色を観ているのか?
楽しみに取り組んでいこうと思っています!

# by kco1111 | 2013-11-16 01:07

阿部さんと村上先生の対談講演会。   

10月22日に東京で行われた
人気ブログ『いまここ塾』主宰の阿部敏郎さんと
筑波大学名誉教授であり、農学博士でもあられる村上和雄先生
の対談を聴きに行ってきました。

対談の前には村上先生はじめ、数人の博士や学者、ジャーナリストによる
“祈り”を含めた意識研究の最先端を報告した映画
『祈り』の上映会があり、それも観てきました。

いや〜〜〜♪
これまでにいろいろな講演会も聴きに行かせていただきましたが、
こんなに笑った講演会も初めてだったかもしれません。

笑った?

スピリチュアル界で有名な阿部さんと
超カタそうな科学界の重鎮の対談で笑いが?

そうです。
笑いに満ちた場でした♪

今回の映画でも、講演でも
とても大事なメッセージがたくさん詰まっていたと思うのですが、
その中でも大きなメッセージの1つが

人の心と身体の健康に
“笑い”
はとても大事なもの。

というものがありました。

“笑い”を神聖なもの、瞑想に代わるアタマの要らないスイッチを消すもの
と捉えておられる阿部さんと、
“笑う”を良い遺伝子のスイッチをONにし、よくない遺伝子をOFFにする大事な行為
(それは科学的に数値として立証されている)
と捉えておられる村上先生とがそんなふうに
『笑いは笑い事ではない』
という共通認識のもと、対談しておられるのですから、
そして、そのお二人の考えに賛同して集った観客の皆さんが作る場なのですから
おのずと笑いに満ちた場になるに違いない!
って予想はしていたのですが、
予想以上に笑いに満ちた場になっていたと感じます。

私が今回の対談を聴きに行きたい!!
と思ったイチバンの決め手は、
私自身も『笑い』は心身の健康に、
そして、健やかなエネルギーの流れに
すごく大事なもの、効き目のあるものと実感していたからでした。

そして、どんな深刻な内容のセッションでも
私は“笑い”の神様に応援をお願いしているようなところがあります。
(そのように意識しています。)

ちなみに、これまでに2度経験した、
私にとっては現実的な次元で味わう
最大の恐怖のひとつ
“全身麻酔”
への恐れをどうにか越えさせてくれたのは
(もう、これしかないと思い至った…)
やはり“笑い”でした。

逃げ出したくなるくらいの恐怖を越えるには…
と、手術室に入る直前まで
自分で選んだ鉄板の笑える本を読み
(実際、手術直前にも笑えてました。どんな本だったのか
興味のあられる方は個人的にメールください。笑)
そのお陰で全身麻酔の恐怖をうまくかわせました♪

そして、これまでにボディのケアの仕事も
させてもらっていた時期があり、
とんでもなくガチガチに凝っている
クライアントさんの首や肩が
私とのしょうもない会話で笑っているうちに
揉んでるよりもほぐれてくる事を
(揉むのがヘタなだけだったのでは?
というツッコミはご勘弁を。笑)
実はうっすら実感していたのでした。

あまりそれを実感してしまうと、
揉まずにしゃべってばかりになり
その治療院にクレームが来る可能性があったので
自制してました。(笑)

そして、もうひとつの大きなメッセージは
“祈り”
についてでした。

現在の私自身にとっても“祈り”はとても身近なものになりつつあり、
そんなふうに身近なものでありながらも
まだまだその世界の深さや大きさについては
本当に想像が追いつかない感じです。

今回の映画と講演会の中で
“祈り”(もしくは思い)
が科学的に人間に、もしくは他の生物や場所などに
どのような影響を与えるのかを含めて、
どのようなチカラを持つのかが発信されました。

祈りは人だけでなく、
地球そのものさえ癒す。

それも地球上の人口のたった1%の人が
集中して祈るだけで
地球上から戦争さえ無くなるかもしれない。

そして、瞑想にも同じようなチカラがあるらしい。

実験によって得られた
そのような報告もありました。

そして、もっと身近な効用としては
宗教学者の先生による一言が
“そうそう、そうなんだよね”
と、響きました。

『祈るということは、自分と大いなるもの、神とも呼ばれるものが
本来はいつも繋がっているということを
確かめる行為でもあるのです。』

ここで出て来た“大いなるもの”“神”にあたるものを
村上先生は“サムシング・グレート”と呼ばれています。

村上先生は高血圧を引き起こす『ヒト・レニン』という遺伝子や
稲の遺伝子の解読に成功されておられるのですが、
その解読出来た時に大きな喜びの後に来たのは、

『解読ということは、書かれたものを読むということ。
では、こんなに完璧な遺伝子暗号を誰が書いたの?』

という疑問だったとのことです。

物語でも、暗号でも
書く側と読む側ではどっちが偉いかというと
やはり、書く側でしょう?
とも、おっしゃっておられました。

その時に先生が思われたのは
科学者なのでストレートに“神”とは言わないけれど
人智を越えた何か大きな働きが存在している。
ということだったそうです。
それをその後“サムシング・グレート”と
呼ばれるようになったとのことです。

今回の上映と講演の中では、この
“サムシング・グレート”についての大事なメッセージも
たくさん発信されました。

私自身、今、させていただいているお仕事も
この“サムシング・グレート”と自分という関係性について
信頼を置いていないとさせていただけないものだと
そう思っておりますので、
どのメッセージもすごく納得で、
やっぱりそうだよね、と、再確認させていただけるような感じでした。

その中でも一番響いたのは村上先生がおっしゃっていた次の言葉。

『私たち人類、いや、生き物、もっといえば生物以外のものすべてが、
“サムシング・グレート”の大事な子供。
誰ひとりとして愛されていない子は居ない。』

私は常々自分でもよくそう思い、そして、セッションの中でも
頻繁にお伝えさせてもらうメッセージの1つに

私たちはそれぞれが誰1人もれることなく
神様によって完璧なデザインをなされている。
失敗作は1つとして無い。
神様は完璧なデザインしかしない。

自分を信じるということは
自分をデザインしてくれた大いなるもの
神様を信じるということ。

自分が(こんな)自分でいいのか?
と、悩む人は本当に多いと思います。

自分で勝手に後から盛ったり、削ったりした分には
なんとも言えませんが(笑)
元々ご自分に施されたデザインには
決して失敗は無い。

だから元々の自分を指して
“こんな自分なんて…”ってケチつけたり
嘆いたりするのは、ある意味神への冒涜でもあるのでは?

と思ったりしていたのでした。

今回、阿部さんと村上先生のお話を聴かせていただいて
ますますその思いは強くなりました。

ずいぶん長くなりましたが、
これでも全然まだこの日に受け取ったものを
シェアしきれていません。

もし、興味を持たれた方は
阿部さんのブログ、そして、
村上先生のサイトを観てみてください。

もしかしたら、今、ご自身が必要とされているメッセージが
そこにあるかもしれません。

それにしても、
御歳77歳の村上先生と、
もうすぐ還暦を迎えられる阿部さんが
本当に活き活きと輝いておられるのが本当に眩しかったです。

このお二人が満員の観客を惹き付け、湧かせるのです。
そして、感動させ、気付きを与え、勇気を与え、
幸せをシェアされるのです。

誰になんと言われようと、
“サムシング・グレート”が生み出してくれた自分自身と仲良くしながら
自分が進みたい道を進んでいくことで
(きっと、その道がどんな道であっても)
こんなに活き活きと幸せで、それがそのまま
周囲の人々の幸せにも繋がる、そんな生き方が出来る。

それをリアルに見せて下さっているようにも感じました。


おまけ。

講演が終わったあと、
東京の友人との待ち合わせがうまく進まず
殆ど人の居なくなった会場前でウロウロしていたら
阿部さんと、村上先生が出てこられました!

他にお客さんは誰もおられなかったので
大きな迷惑にはならないかな…と判断し、
傍に行って素晴らしい講演のお礼を
直接お伝えさせてもらいました。

お二人ともとても気さくに握手もしてくださり、
本当に嬉しかったです。

握手まで含めて(ミーハー?笑)
この日いただいたエネルギーも
どんどんセッションでシェアさせていただきたいと思っています!

# by kco1111 | 2013-10-24 23:38

親であろうとすること   

『そして父になる』

観に行ってから一週間ほど経ちましたが、
この映画を観ていろいろ思ったことを書いてみようと思います。

感想、というよりこの映画をきっかけに
“親子”について思っていることを
書かせてもらう、という感じでしょうか。

この映画は、6年間育てた子供が
実は産まれた産院で取り違えられた
あかの他人の子供だったということが発覚し、
その時に親達はどのようなことを思い、
どんな選択をしていくのか…。

というストーリーなのですが、
そこにある問いかけとしては

親子って一体、何なんだろう…。

ということなのかなと感じました。

すごく大きく、深いテーマなので
そう簡単には言葉できれいに
整理をつけてしまえるものではないのですが
現時点で『親子』について思っていることの
一部分をシェアさせてもらおうと思います。

この映画では、
血の繋がりか?一緒に過ごしてきた時間か?
という問いかけ方をされてるように思うのですが、
私自身は、親子の関係、そこで育まれるものの大事さについては
血の繋がりという要素はあまり重要で無いように感じています。

血の繋がった子供が居れば
親になれるのか?と問われたら、
私は『なれないと思う』と答えます。

もちろん生物学的には
子供を授かれば親というカテゴリーに入ることになるのでしょうが、
もっと、たくさんの要素を含んだ
生物としてではなく、人間的な意味合いとして考えた場合は
子供を産んで育てただだけでは親にはなれないし、
逆に産んでいなくても、親になれる、
そう思います。

赤ちゃんを産んですぐの女性達が
産後うつになってしまうケースが最近どんどん増えているようです。

その産後うつが多発する要因はきっといろいろな
要素が含まれるのでしょうが、その中には

『子供を産めば、自然に母性が溢れてきて
子供に対して無償の愛を捧げられるようになるのが
普通なのに、私は子供にそんな思いが抱けない…。
自分は母親失格なのでは…。
人として欠陥があるのでは…。』

という罪悪感も多く含まれるように思います。

子供を産めば母性が自然と湧いて来る

母親には必ず母性が備わっている

そういう思い込みが個人にも、世間にも
強くはびこっていることがそういう罪悪感に
繋がっているように思います。

私は、母性も(父性も)、親としての自覚も、
子供を思いやる気持ちも、
元々、誰しもに素質としては備わっているのでしょうが、
でも、意識的に自分でスイッチを入れて、
そして、それらを育てていかないといけないもの
なのではないかと感じています。

もちろん中には自然と母性や父性のスイッチが入って、
無自覚の内にそれらが育っていく(すでに育っている)
タイプの人たちも居られると思います。
(とても羨ましい!)

でも、それが決して標準的なのでは無いと
沢山の方々とのセッションや、身近な例、
自分自身の体験を通じて、そう感じています。

では、どうすれば
親になれるのか?

親になるには、
まず、自分でそういう意志を持つ
そして、覚悟を決める
ことが本当に最初の一歩、スタート
なんじゃないかと思います。

覚悟を決めると言っても、
目指すは、理想的な親でも、正解の親でも無く
(絶対的にそう評価出来る、そんな親なんて在るのでしょうか。)
一人一人個性が違う生身の子供を前に、
自分の個性も観ながら、子供との相性も観ながら、
悩み、考え、迷ったりしながら思い描く
『こういう親でありたい』『こういう親子関係を築きたい』
という自分が思う親でいいんだと思います。

そういう思いを巡らすことに
本当に親になっていく
大事な要素が含まれてくるように感じるのです。

だから、その思いが空回りだと感じたり
子供に届かなかったり、何か違和感を感じたり、
間違ってたかなと感じたりしても
それもいいのだと思います。

そういうときは、またその都度
自分とこの子供の間で、自分はどういう親であればいいんだろう、
どういう親子関係を築いていけばいいんだろう。
と、考え直して、試していけばいいんだと思います。

大事なのは、
自分がその子の親であろうとすること
(その親の定義も自分で向き合って考える)
その思いを手放さないことなのかな…と、
そう考えています。
(ですから、血が繋がらない子供への
親であろうとする気持ち
があるのならば、
親になれるのだと思います。)

そんなの、わざわざ書かなくても
親になったら普通に皆がしてることなのでは?
と思われる方もおられるかもしれません。

でも、“産んで、育てている”
ということと、この、
“親であろうとする”
ということは、やはり違うと感じています。

当たり前すぎて、わざわざ親であろうとする意志を持たないまま、
親とは?子供を育てるとは?と向き合って考えないまま
育てている状態の方も結構居られるように感じます。

この私自身が、
そうやって育てられた子供であったと自覚していますし、
(そのことで当時も大人になってしばらくは
いろいろな問題が出てきていました)
自分が子供を産んでから、かなり長い時間
“自分はこの子の親なんだ“この子の親としてどうありたいか”
“どういう親子の関係を築いていくのか”
という意志を持たないまま、ただ、追われるように
子育てをしてしまっていました。

そして、いつまで待っても湧いて来ない母性に
焦りや不安を感じながら、
どんどん子育てから逃げたい気持ちが
強まっていく時期もありました。

そんな時、子供の方から
心身の症状を通じて
“僕はあなたの子供で居たいのに、
なんで親になってくれないの!?”
と問われた気がしてドキっとしたことがあり、
そこをきっかけに
“親であること”
を考え始めたのでした。

この映画でも描かれていたように感じたのですが、
本当の意味での“親子”を生み出すものとして、
親が“親であろうとする”ことを自ら意識し、
実戦していくということに加えて
それが出来ていない親に対して
“子供が親を親にする”
そういう親子関係のスタートもあるのだと思います。
(もしかしたら、そちらが多いのかもしれません)

私もまさにそうだったと思います。

親であろうとする
そのスタートは子供のお陰で
遅まきながら切れたと思うのですが、
今でも、ずっと、親としての自分の思い、姿勢はこれでいいのか?
この子供と、この私との間で築かれる親子関係は
私たちらしく築けていけているのか?
そういう迷い、揺れ、問いかけはずっとあります。

ちょっと逃げ腰になることも未だありますが、
子供がその都度ちゃんと
引っぱり戻してくれているような感じかもしれません。

もうちょっとしっかり親としての軸をもたなきゃな…
と、思いながらも、私が無理をしても続かないので、
少しずつ、親として育っていきたいと思っています。

親であろうとすること

その思いだけは手放さないでいたいと思います。

# by kco1111 | 2013-10-09 21:48